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弱きものたち

朝方まで、本日の読書会の準備。
なぜだかお題はニーチェの『道徳の系譜』。

一応レジメは作ったものの、本文はなかなかに錯綜した展開なので、ここで無理やり整理。

1. まず支配者の被支配者に対する力の行使がある。
2. 能動的な人間に支配された受動的な被支配者は、やりどころの無い攻撃の矛先を自分の内面に向ける。
3. 自分を痛めつけるための道具としての「良心のやましさ」の発案。
4. 「私は神に対して償いきれない罪を負っているのに神は私を愛してくれている。ああ、なんて偉大な神、ああなんて極悪非道な私!」(そしてそんな自分たちは、支配者よりも幸福で「より善い」)

ニーチェはそんな受動的な弱きものたちが耐えられない。
煮えたぎるような暗いルサンチマンとは正反対の、能動的な支配者のあっけらかんとした健康へと人々は向かう必要があるとしている。

感想。

困っている人や弱い立場にいる人に優しくしているとき、助けてあげようとしているとき、僕は「こうしていたら自分も困ったときにはしてもらえるかもしれない。そうでなくても、『僕はしてもらえないのに、他人にはしてあげていて正しい』と思えるかもしれない」と思っているに違いない。
あるいは、「人には優しくしなさい」という道徳教育を受けていなかったとして、本能的に、自発的に、僕は人にやさしくすることができるだろうか。「それは人間の本能だから」というならば、極限状態、戦争状況で人間がどれほど利己的になれるかを想定してみればいいだろう。

「いい」とか「こうあるべきだ」という価値観が、反動的に形成されていることのいかに多いことか。それでは、「いい」とか「わるい」という価値に依拠しない「健康」とは?

もう眠くて脳みそを回せないや。
あとで読書会で聞いて見ることにします。


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