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筆者

今日はなんだかだるかったので、それに明日はAさん家のパーティーに呼ばれているし、お風呂に入って早く寝ようと思っていたんだ。

全然進まないまま放置していた論文を、少し眺めてみる。
この間の研究会のおかげだろうか、ちょっとだけ手直しをしてみる。
気づいたら、少し、論文は進んでいた。それはいいこと。

それはいいこと。
でも、久しぶりに上塗りする論文で、僕は「筆者」という主体になって、あったこともないMooreさんだとかKapfererさんだとかが一生懸命やってきたことをボロボロになるまで批判し続ける。徹底的に批判して、ほら、こいつらこんなに間違ったことをやっていたんだぜ、ってその「筆者」はほくそ笑んでいる。

分かるよ。
学問が批判的検討を通して鍛えられていくこと。その営為の中に個人的な感情なんて持ってしまっては、むしろ腐敗の温床になるってこと。あるいは、お前のする批判なんて痛くも痒くもないんだよってこと。

気がついたら何千字か埋まっていたディスプレイ。そこに僕は何をつめたんだろう。
これは、けっして後ろ向きな話じゃない。それだけの責任と真剣さが必要だって思ったということ。

「筆者」A(正確にはその後ちょっと酔った僕)はそう思うのでした。

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