« 重要な仕事 | Main | GW »

広い意味で

今日も、ゼミでディスカッションをしたり、学生の話相手になったりして1日が過ぎていく。

自分の研究を学生とのコミュニケーションに活かしていくのがこの仕事の醍醐味だけれども、当然ながらそういうときには専門分野のトピックに収まりきらないこともある。いやむしろ呪術とか、他者表象とか、文化についての語り口とか、そういうことがピンポイントで適用可能なことの方が少ないだろう。僕が全然詳しくないテーマ(環境破壊とかNGOとか!)についての関心だったり、あるいは単に学校生活や友人関係についての相談だったりとか。研究室は常に開放系を標榜しているからには、受付窓口も広くなくてはならない。

僕は文化人類学者であることに誇りを持っているし、文化人類学を教えることにこの上ない喜びを感じるけれども、どうも教育というアリーナにおいては狭い意味での文化人類学というディシプリンの中に居座り続けることが難しいみたいだ。むしろ役に立つのは、自分が学生の時にあれもこれもと欲張って手を出した様々な経験だったりもする。それもこれも含めて、この大学という不思議な場所での、教員というこれまた不思議なポジションからのフィールドワークだったりもするのだろうけれども。つまり、すごくすごく広い意味での人類学者であることが求められているのではないか。一杯一杯の対応の中で、そんなことをふと考えたりした。

気がつけば、こちらにきてもう1ヶ月。のんびりしていたようで、実は驚異的なスピードで時間は過ぎていく。明日からしばらく名古屋へ。地元に戻って、ちょっとこのクレイジーな4月の新生活から距離をとって、冷静に色々考えてみたいと思う。

|

« 重要な仕事 | Main | GW »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 広い意味で:

« 重要な仕事 | Main | GW »