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終えて

文化人類学会、終了。宮崎にたどり着いたのは、つい数時間前。みなさん、お疲れさまでした。

分科会は、予想をはるかに超える聴衆が集まり、前日にメンバー全員で手作りしたレジメ集は、前半で全てなくなってしまった(もし必要な方は、僕か他のメンバーにご一報下さい。送らせていただきます)。練習どおり、時間通りにみんな発表を終えて、コメンテーターの方々、そして会場からも大変貴重なコメントをいただく。一応の達成と同時に、今後に向けての大きな課題も浮かび上がる。みんなで記念撮影しながら、すでに「今後」が始まっていることを確認する。さあ、止まらずに進もう。

学会全体を通じて、いつものことながら、再会と新たな出会いに幸せな気分になる。特に懇親会では、いつも以上に多くの人と話せたのではないだろうか。さらに今年は、いつもどおり酒を飲みながらも、いくつか仕事の話が進む。予想外の原稿依頼、博論の売り込み、新たな共同研究の構想など、今年もまだまだ忙しくなりそうだ。結局、3次会まで行って無茶苦茶酔っ払ったのは、いつもと変わらないけれど。

研究(者)は本来孤独なものだが、ときに同じ孤独を共有する人たちと接することでアイデアが湧いたり、元気になったり、刺激を受けたり、勇気づけられたりする。馴れ合いではなく、互いの切磋琢磨と成長のために積極的に関わっていくことを、僕は継続していきたい。もちろん、(多くは僕の人間的な未熟さに起因する)誤解やすれ違いもあるだろう。それでも、失敗を恐れて引きこもるより、コミュニケーションの可能性をずっと信じていたい。そんなことを考えた。

ところで、あと数分で昨日一足先にお祝いしたTの誕生日になる。この場を借りて、10年以上の付き合いになる友人にもう一度、おめでとう。

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Comments

azumaさんがいろんなひとに慕われているのがほんとよくわかりました。報告は内容的も、形式もすごいよかったですよ。
 自己責任という名のリスクの共有化、社会化が否定されつつある
現代において、再びリスクを社会化し、社会全体で回避していく
方法っていうのはどうあるべきなのだろうか?これは、ソーシャル・セキュリティという言葉と結びつくような気がするのです。
どう思います?

Posted by: masa | June 08, 2007 02:04 PM

ありがとうございます。でも、発表はまだまだだし、全然誰にも慕われてなんかいませんよ。ただ、友達がいるってことは幸せなことですね。

たしかに、リスクをもう一度社会で受け止めるような装置があるといいですね。とくに、アンダークラスが放置されているような状況は深刻な社会問題だと思います。

でも残念ながら僕には、まだそこまで考えることができなくて、とりあえずどこからか勝手に押し付けられる自己責任を個人が引き受けるための方法、それを物語という観点から考えてみたというのが今回の発表でした。

広島には行く?そのときに、フィリピンのコンテクストで少し話してみましょう。酒を飲みすぎなければ(笑)

Posted by: azuma | June 08, 2007 06:05 PM

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