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指導という名の学習

今日は早起きだったので、分厚い文献の束を家で読み終えてから出勤した。

文献は2つ。どちらも韓国文化についてのもので、テーマは「宗教」と「家族・結婚」。今週のゼミの課題文献で、どちらもかなり分厚いので全員が読んでくるのか心配だ。みなさん、とりあえず僕は全部読みましたよ(笑)。

今年度の3年生は8名。驚くべきことに全員がこの夏、海外フィールドワークを計画している。中には、これからパスポートを取って初国外という学生もいる。地域もテーマも皆それぞれだけれど、フィリピンや宗教を選択したゼミ生を除くと、僕の専門からはやや外れるものばかり。というわけで、毎回の課題文献は、実は僕にとっても他地域や他テーマを勉強するいい機会になっている。

そういえば、名古屋にいた頃、ある先生に「学生指導は自分にとっても勉強だから」といわれたのを思い出す。もしかしたら「大学教員は蓄積した膨大な知識をいかして学生指導をしている」と思う人もいるかもしれないが、特に僕のように経験が浅い教員は、問われて調べて尋ねられて学んで、日々つねに自転車操業なのです。労力もプレッシャーも半端じゃないが、考えてみれば教えながら学ぶことができるなんて、かなり幸運な状況なのではないだろうか。今はこうやって蓄積しながら、もっと的確な指導ができるように教育力を高めていきたい。

授業を全て終えて、これから今週末と来週末の発表準備。今日から半袖に衣替えしてきたから、夕方の風が少し肌寒く感じる。

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Comments

そうですね~
確かに、教えながら、また自分が学ぶ。
私もそうです。臨床の現場で、自分のところにやってきてくださる方々に、沢山のことを教えてもらってますよ(^▽^)
もっと成長せねば・・・って思ってしまう毎日です。
もしかして?今週末って・・・
素敵な授業なのかしら~。

Posted by: Mikarin | May 21, 2008 09:45 PM

>Mikarinさん、

臨床の現場は、教育と実践が不可分な領域なので、ご自身の学びもより一層でしょうね。

発表は…、秘密です。

Posted by: azuma | May 21, 2008 10:52 PM

はじめまして
身につまされて思わずキーを叩き始めました。
かつて恩師が「論文指導は贈与だから」と言ってニヤリとしたのを思い出しました。その境地に至るまで(果たしてそこに至る日が来るのか・・?)自転車ならぬ一輪車操業はまだまだ続きそうです。
一漕ぎ一漕ぎ、進んでいると信じて頑張りましょう!

それに、知らないことを知らない、分からないことを分からないと言える学生さんたちの素直さに出逢える日々なんて、なかなか素敵な~そしてお得な~人生だと思いませんか?

Posted by: michimama | May 22, 2008 11:26 PM

>michimamaさん

コメントありがとうございます。

きっと教員の方ですね。指導は贈与であるという先生の言葉、それは互酬的なものだという意味合いでしょうか。深いですね。

大変ですが、たしかに素晴らしくお得な職業です。お互いがんばりましょう。

Posted by: azuma | May 24, 2008 10:34 AM

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