« それでもサンタは… | Main | 先行予約みたいに »

講義中のハプニング

先ほど5限、「文化人類学」の講義にて。

冒頭で、「恋人のいない僕には日本のクリスマスがつらすぎるからフィリピンに逃亡する」→「フィリピンのクリスマスでは9日間の早朝ミサに通って願掛けする」→「そういえば、僕は数年前に岩手県二戸市の緑風荘の座敷わらしに願掛けをしたことがある。願いが叶ってお礼にも行った」というどうでもいい話をしていた。

そのあたりからマイクの調子が悪くなる。一本だめになりまた一本という感じで、結局4本すべて使えなくなった。事務局の人を呼んで調整してもらうが、中々うまくいかない。調整中のハウリングが叫び声や悲鳴にも聞こえて、「座敷わらし来てるよ」、「精霊来てるよ」っていう声が上がる。正直僕も、少し怖かった。まさに、「そんなはずはない、だがしかし…」。

前回までは、呪術の話をしていた。「信じていない、でも怖い」っていうアイロニカルな呪術的リアリティを言葉を尽くして伝えようとしていた。今日のちょっとしたハプニングは、いいタイミングで僕のメッセージにドライブをかけてくれたかもしれない。座敷わらしでも精霊でも、ありがとう。

今年の「文化人類学」は、受講生のノリと反応がすばらしくよくて、僕も毎回楽しく講義をしている。そんな講義も全12回のうち、あと2回を残すのみ。今年もすごく、早く過ぎていく。

|

« それでもサンタは… | Main | 先行予約みたいに »

Comments

「信じていない、でも怖い」ですか。なるほど。

キリスト教信仰を前提にしている世界にどっぷりいると、「信じているから、怖くない」という世界が当たり前になっているので、逆に言うと、「信じていないから怖い」という発想のほうに最近は馴染んでいました。

うちの奥さんなど、「霊感のあると主張する人」に、「あなたには霊がついています」と言われたことがあるそうです。ても、「確かに聖霊が一緒にいるんですよねー」って感じで、だから、他にも霊がいるかも知れないとも信じているけれど、聖霊(キリストの霊ってことになりますね)から見れば大したこっちゃないから怖かない、ということをけたけた笑いながら話していました。

僕はそこまで信心深いとまでは言い切れないけれど、自分は神に守られていて、敵対する霊みたいなもんがいたとしても、まあ別に守ってもらっているから、みたいな気落さはあるかな。

確かに、世間的には、Azumaさんの論理のほうがふつうなんですよね。でも、でもですよ、もしかして、Azumaさんの場合だって、よく考えると「信じていないから怖い」のかもしれなかったりは、しませんか?

Posted by: Sammy | December 11, 2008 09:53 PM

訂正です。最後から4行目、「気落さ」は「気楽さ」ですね…チェックしたつもりだったんですが。すみません。

Posted by: Sammy | December 11, 2008 09:56 PM

>Sammyさん

遅くなりました。

確かに「信じていないから怖い」のかもしれませんね。

でも僕の場合、キリスト教的な超自然的存在と、その他の超自然的存在のヒエラルキーというか区別がないので、「信じているから怖くない」とすれば、以下のようになります。

「当たり前じゃん、座敷わらしは絶対いるよ。それも今ここに。僕は完全にそう信じている。こんな当たり前の存在、怖いわけないでしょ」

そして「信じていない、でも怖い」僕はこんな感じです。

「いないいない、ありえない座敷わらしなんて。絶対信じないから。でももしかして、ここにいたら…。信じていないけど、やっぱりちょっと怖いなぁ」

ある特定の超自然的存在の最強さを信じることができるというのは、その他諸々の超自然的存在を信じることができるのとはまた別種の信仰体系ではないでしょうか。

Posted by: azuma | December 16, 2008 05:32 PM

なるほど、とてもよく分かった感じがします!

Posted by: Sammy | December 16, 2008 11:10 PM

二週間連続で、恋愛国家ハワイ@サーリンズの

アブネ━━Σ(゚д゚;)━━!!
(/ω\)ハズカシーィ
(*´д`*)ハァハァ

な話で一人大盛り上がりしてました。学生のことは知らん。

Posted by: ノリタケ | December 18, 2008 09:44 PM

>ノリタケさん

こんにちは。どんな内容の講義だったのでしょうか。とても気になります。

自分が盛り上がっているときほど、学生も真剣に聞いてくれる気がするのは、気のせいでしょうか。

Posted by: azuma | December 20, 2008 01:35 PM

『歴史の島々』ですよ。原著では難しいことを言ってるので、噛み砕いて説明するために「セックス」を連呼することになった次第。とりあえず数10回は言った。K大史上最多かもしれない。

Posted by: ノリタケ | December 21, 2008 03:09 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 講義中のハプニング:

« それでもサンタは… | Main | 先行予約みたいに »