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関係的、あるいは創造的

新年、仕事始め早々、いくつか同僚や学生に迷惑をかけてしまったのだけれども、いつもながら僕は身内びいきにも、今の職場の人たちの心の優しさや暖かさに心打たれつつ、自分のあり方をもう一度見直す幸運な機会を与えられた。

本音を言うと、研究だけが自分の仕事ならば、誰も研究室に来て欲しくないし、一人で集中して作業していたい。そんな時間が、数年前に贅沢にも与えられていた時期もある。でも、今は当たり前ながらそうはいかない。各種の細やかな打ち合わせ、大きな全体での会議、そして最重要事項である学生との面談など、一人部屋にこもって何かを創り上げる時間なんてほぼ皆無といっていい。じゃあ、鍵をかけて、あるいは必要最低限の時間を過ぎたら家に帰って、ひたすら一人でこもって何かを創り上げることも、ギリギリ可能だろう。でも、そうはしない。

何なんだろう。突然、ノックして今すぐには答えの出ない問題をシェアしようとしてくれる同僚とか、明日の発表について、もう一度だけ僕と面談を経て、自分達の進む方針を調整しようと考える学生だとか、そういう想定外の即興的な関係が、多分間違いなく目前の発表や原稿に費やす時間を縮減していながらも、それでもとても重要なものに思えることの当たり前な不思議さ。どうやら、関係的であることと創造的であることが、仕事と生活の中で明確に峻別されてしまったことへの疑問が生じているということだろうか。だからといって、今すぐにその2つを有機的に関連付けられないのが不器用なところなのだけれども。

他者と最大限関係しながら、自己の創造を可能にするような時間と精神の余裕を確保する。遅ればせの新年の目標はそんなところに落ち着くだろうか。宮崎の夜も、さすがに寒い。

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