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少人数の難しさ

連休が明けて、何となく気分は盛り上がらないまま、日常のワークは継続している。

仕事もプライベートも積み残しは多く、なかなか色々片付かないのだけれど、授業だけは淡々と過ぎていくというのが大学教員のわかりやすいところだと思う。今年度は、講義1つとゼミ1つ、あと他の教員との合同ゼミが1つと、まあまあ緩やかなスケジュールの中で、もう気付けば4週目が過ぎようとしている。

今日の講義は学部生向け「文化人類学概論」と修士向け「人類学の理論と方法」の同時開講の講義だった。これまで非常勤時代から宮崎時代まで、少なくとも50人、多ければ200人の講義を担当していたのだが、今回の講義の受講生は学部と院生を合わせても10名ほど。学部なしの大学院大学だという点を考慮に入れても、やはり文学部での文化人類学への関心は低いのだろうか。ただ、講義をする方としては、一人ひとりの顔が見えて、双方向の授業もやりやすい少人数クラスは、実はとてもうれしく、やりがいがある。なるべく緊密に、そしてアットホームにしたいと考えていた。

が、大講義に慣れてしまった頭と体の動きは意外にフレキシブルではなく、リアクションペーパーの執筆者一人一人に尋ねてみたいとか、講義中に受講者の意見や反応を聞いてみたいとか、思ってもなかなか照れてしまい恥ずかしくて、絡んでいくことができない。TAの博士院生にも、「もっと受講者に振ればいいのに」といわれるのだけれど、なぜかどうも。ゼミであれば、少人数で議論を回していくことにそれほど困難を覚えないのだが、少人数の講義というのはどうもゼミとはまた違った技術を必要としているようだ。講義のペースを守りながら、個々の受講者と絡んでいくというのが今のところの課題。

そんな感じで、やはりまだまだ経験値が不足しているのだけれど、まあ少しずつ、ゆっくりと、この職場での教員としてのスタンスを確立していければと思う。明日は自分のゼミと合同ゼミの連続。いい議論が展開できればと願う。

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Comments

少人数は少人数の良さはあるよ。
リーダーシップ論では、一人でマネジメントし切れる人数は統計的に7人程度。
本当に管理しようと思っても、それほど人数の面倒を見切れないのが現実。
そして、そこから派生的に組織論が出てくる。

内容を理解せず、無理強いを迫られることもあるけど、メリットとデメリットは理解させないとね。

グループディスカッションでも、人数増やせばいい案が出るわけでもないでしょ??

Posted by: マンダルヨンの鬼 | May 12, 2010 12:45 AM

>マンダルヨンの鬼さん

なるほど、10人でも多いくらいなんですね。少人数を楽しもうと思います。

っていうか、久しぶりですね。

Posted by: azuma | May 12, 2010 06:19 PM

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