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週末旅行の後

週末は、友人の元ダイビング・インストラクターを訪ね、栃木に遊びに行ってきた。

いつでも人類学者に付きまとう、インフォーマントなのか、友人なのかという存在。僕は最近、「インフォーマントではない友人」というくくりで、なんとか定式化できないかと考えている。蕎麦、餃子、日本酒と、栃木の実力をしっかりかみ締めて帰ってきた。島根に行ってきたときも思ったのだが、日本のそれほどメジャーじゃない地方の実力というか、底力というか、華やかな都市への期待や憧れへの裏切りに対して、「お、これはすごいんじゃない?」と思わせるいい意味での「欺き」がある。もっともっと、日本を旅したい。もちろん世界も旅したい。

そして旅するなら、彼女とともに。週末の自由な時間だから、電車に乗って、語り飲みつまみ、移動の時間を共有する。最近はお互い別々の世界に向き合っているから、ともに動く時間に深くコミュニケートできる。ドロップボックスに共有フォルダを作る感覚。友人夫妻に10ヶ月の娘さんがいたから、訪ねてくれた友人の友人夫妻に1年半の息子さんがいたから、まだ二人でいることすら確立できない僕たちも、「子供がいること」というシンプルでいて困難な状況を想定できたかもしれない。僕たちにも、どうやら、もうすぐ、新しい家族ができそうな気配だし。そのことはまた後日。

帰り道、東京で元東ゼミのカメラマンと夕食。蕎麦屋で日本酒を飲みながら、近況とか、結婚式の諸々のお願いとか、ほろ酔いで語る。人生初めての献本。教え子が、当然のことながら次第に社会の中で自分の居場所を踏み固め、友人と呼ぶしかないような位置に立っているという感覚。教員の、自分はそれほど変わらないけれど、学生はどんどん成長していくというあのうれしいような、じれったいような気分を今日も受け取った。ありがとう。

帰り道にスーパー銭湯。うちで買い置きのラムを飲みながらチェックすると、拙著の予約販売がAMAZONで始まったらしい(ここ)。楽天でもヒットするけれど、こちらはよく分からない。今週も、著作関係のいくつかの作業が仕事時間の大部分を占めるだろう。めまぐるしすぎてついていけていないけれど、でもそんな「遅れ」を幸福に楽しめる日々。今はその中で溺れそうになっていたい。今夜は少し蒸し暑くて、床に入る気がしなくて、書いてしまっただけの雑文。

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Posted by: water coolers | September 29, 2015 10:51 AM

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